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表現の仕方に違いはありますが、多くの球団では7段階の(2-8)スケールを用いて選手の評価を行っているようです。このスケールは、現在のレベルと将来的な到達レベルを併記する形で使用されています。たとえば、現在がレベル4で将来的な見込みが6ならば4/6の様に表現されます。もちろん将来的な到達レベルはスカウトの経験値からはじき出される数字といえます。プロのスカウトはそれが現在のレベルであろうと将来的なものであろうと7というレベルを持ちえる選手を探しています。

選手のスカウティングについては日本もアメリカも変わりなく、これが正しいという画一した見解や方法論がなく英語ではよく“Scouting is not a science.” と言われています。 しかしながら、スカウトは自己の経験を生かし慎重に選手の選択をします。なぜならば、すべてはそのスカウトの実績、すなわちスカウトした選手がどの程度メジャーで活躍するかによって、スカウトへの信頼が決定されるからです。そのよい例が、現在モントリオール・エクスポズのGMで以前までNY・メッツのスカウティングディレクター・VPをしていたオマー・ミナヤGMを挙げることができます。

彼は、テキサス・レンジャースのスカウトとしてあのサミー・ソーサを米国につれ来た敏腕スカウトだったのです。サミー・ソーサーの活躍はラテン系野球人初のGM、オマー・ミナヤを生み出したと言えるのです。ソーサー選手の成功そして、ミナヤGMの飛躍は、ミナヤGMが優れた運動能力・野球技術を見抜く眼力を持っていた言うだけではなく、ソーサー選手が野球をこよなく愛し、そして成功することへの野心を兼ね備えた選手であったという選手自身の性格面にも大きく由来していると言われています。

日本同様に、アメリカにおいても多くの選手がドラフト上位で入団しながらメジャーを見ずして消えて行くのが現状です。ここにはやはり、上記のように技術そして運動能力のみならず精神的な強さを持った選手のみが世界最高峰の桧舞台での活躍を許されるという事実があります。残念ながら、日米共に目先の技術や運動の力(英語ではよくツール、toolといいます。)に捕らわれて他の重要な要素である精神面の強さ等を十分加味せずにドラフトや選手選択を行ってしまう傾向にあるのが現状と言えます。

ここでは技術的な部分のどの部分をどのようにメジャーのスカウトが見ているかを項目ごとに解説しようと思います。また、精神面における着眼点についても少しばかり触れておきましょう。

スカウトが求めるすべての肉体的・技術的な条件に加え、メジャーで成功するための精神的な資質を持ちえる選手は現実には、マイナー契約をする選手の10%くらいしかいないと言われていますので、すべてにおいて自分と合致しないと考え、悲観的なならないようにお願いいたします。

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